
どの対策書を選ぶべき?
昇任試験の合格に向けた第一歩は、その試験の情報を集めることです。
試験の実施団体では要項をまとめていますので、これを入手し、受験に当たっての資格要件や出題科目、実施日を確認しましょう。自治体により多様な実施内容となりますが、公職研では科目・出題形式ともに場合に応じた学習に活用できる書籍を発行しております。
書籍紹介
『よく出る問題』シリーズ
類書の多くは、地方自治法の章立て順に沿って問題を並べています。でも、昇任試験で求められるのは「順番どおりの理解」よりも、得点に直結する分野から確実に押さえること。
本書はそこに徹底的にこだわり、「出る順」=出題頻度の高い分野から学べる構成にしました。いくつかの地方自治体で実際に出題された問題の傾向を徹底分析し、頻出項目を優先して掲載。限られた時間でも、ムダなく“点になる学習”が進みます。
さらに難易度は、政令市・中核市の係長級を想定したレベル設計。基礎で終わらず、実戦で差がつく論点まで視野に入れた内容です。
「何からやればいいか」が明確になる。だから、迷わず進められる。昇任試験対策の最短ルートを、この一冊で。

『ポイント整理とチェック』シリーズ
「忙しくて、分厚いテキストは続かない」
そんな受験者の声から生まれた、昇任試験のための地方自治法対策書です。
本書は、地方自治法の重要単元を見開き完結で整理。解説はあくまでシンプルに、試験で問われるポイントだけを厳選して箇条書きでまとめました。難解な条文解説に時間を取られることなく、要点を短時間で確認できます。
さらに、コンパクトサイズで持ち運びやすく、通勤時間や試験直前の最終チェックにも最適。各単元の仕上げには、○×形式の習得チェック問題を掲載。理解度をその場で確認でき、苦手分野の洗い出しにも効果的です。
「今、何を覚えるべきか」が明確になる——まさに、昇任試験対策に必携の一冊。

『精選問題集』シリーズ
本書は、政令市・中核市など、高難度の問題を出題する団体の受験生にベストマッチな地方公務員法の問題集です。
基礎確認にとどまらず、実際の試験で差がつく論点までを視野に入れたレベル設計で、係長級昇任試験にも対応しています。
地方公務員法の全分野を網羅しながら、単なる網羅型には終わらせません。過去の出題傾向を踏まえ、頻出テーマをよりわかりやすく整理。重要度に応じた構成により、「どこを重点的に学ぶべきか」が一目で分かります。
全分野を重要度順=“出る順”に学べる構成だから、限られた学習時間でも効率的。守りの暗記ではなく、得点につながる“攻めどころ”が明確になる問題集です。
「全部やる」から「出るところを取りにいく」へ。

『重点ポイント昇任試験時事問題 2025年度版』
本書は、自治体昇任試験対策として高い支持を集めている、時事問題対策の定番書です。政治・経済から国際情勢まで、出題範囲が広く対策しにくい「時事問題」を、5肢択一形式で効率よく学習できます。
2025年の昇任試験を見据え、2025年の重要トピックを厳選。「政治・外交」「国際関係」「経済・財政」「主要国の動向」など、試験で狙われやすい分野別に問題を構成し、短時間でも要点を押さえられる設計です。
さらに、分野横断で出題されやすいテーマを整理した「総合問題」も収載。話題性の高い出来事を立体的に理解でき、本番対応力を高めます。
設問形式や正誤判断の基準は、実際の昇任試験を徹底的に意識。知識の確認にとどまらず、「試験でどう問われるか」が体感できるため、ムダのない学習が可能です。
忙しい受験生でも、最短距離で時事問題を得点源に。

合格する昇任論文実践講座
本書は、文章に苦手意識のある方や、論文の書き方に不安を抱える方でも、公務員昇任試験の合格水準に達する論文が書けるようになることを目的とした、実践的な論文対策書です。理論と実例を効果的に組み合わせた二部構成で、無理なくステップアップできます。
第一部「合格論文のつくり方」では、昇任試験で評価される論文とは何かを明確にし、構成の考え方、論点整理、表現のポイントなど、作文作成技術の要点をコンパクトに解説。何から手をつければよいのかが分からない状態から、合格答案への道筋を示します。
第二部では、近年の社会経済の変化を踏まえた重要20テーマを厳選し、実戦的な論文作例を収載。<答案例 → 講評と論文作成ポイント → ブラッシュアップ論文>という段階的な構成により、「なぜこの答案が評価されるのか」「どう直せば合格レベルになるのか」が一目で理解できます。
論文対策に不安を感じている受験生にこそ手に取ってほしい、昇任試験論文対策の決定版です。

キーワードで書ける!頻出テーマ別合格論文答案集
本書は、自治体昇任試験・論文対策の定番書を、最新の試験動向に合わせて全面改訂した一冊です。
コロナ禍、DX、SDGsなど、今の自治体が直面するリアルな課題を踏まえた合格論文を多数収載。現場感覚と政策視点の両立が求められる、近年の昇任試験に的確に対応しています。
昇任論文試験の2大分野【職場・職務系】【政策系】について、頻出18テーマを徹底分析。
さらに、本文中のゴチック表示のキーワードを押さえるだけで、自然と論文の骨格が組み立てられる“親切設計”。
直前期の総仕上げにも即効性を発揮します。
各テーマにつき合格論文を2本ずつ掲載し、表現の幅や書き分け方まで確認可能。まさに、昇任論文対策の新バイブルと呼ぶにふさわしい一冊です。

まとめ
昇任試験対策書と一口に言っても、その切り口や強みは実にさまざまです。重要ポイントをコンパクトに確認できるもの、出題頻度を徹底分析した問題集、時事問題に特化した一冊、論文が苦手な人を合格レベルへ導く指南書、最新の政策動向を踏まえた論文対策書――それぞれが、異なる課題を抱える受験生の「困った」に応える役割を担っています。
大切なのは、今の自分に何が足りないのか、試験で何が問われるのかを見極めたうえで、適切な一冊を選ぶこと。目的に合った対策書を活用すれば、限られた学習時間でも、昇任試験対策は確実に効率化できます。
本記事で紹介した書籍は、いずれも実際の出題傾向や評価基準を踏まえて作られた、信頼できる対策書ばかりです。自分に合った一冊を見つけ、戦略的な学習を積み重ねることが、合格への最短ルートとなるはずです。








